「水道水って本当に飲んでいいの?」ー 日本の水道水についてもっと知ろう!

 

mymizuの活動をしていると「日本の水道水って本当にそのまま飲んでも大丈夫?」という質問をいただくことがあります。確かに、水道水をそのまま飲むことに抵抗がある方もいるかもしれません。

でも実は、日本の水道水は世界でもトップクラスの安全性を誇るんです!そして、mymizuが「日本の安全な水道水をもっと活用しよう」という想いでスタートしたのも、この安全性があったからこそ。

このブログを通して、①日本の水道水を飲むメリットや安全性 ②もっとおいしく水道水を飲む方法 ③サステナブルな未来のためにできること について、一緒に学んでいきましょう!

記事の内容は、長年の水道水研究と浄水技術を培ってきたクリンスイの知見をもとに作成されています。


戦略的パートナー クリンスイのご紹介

mymizuは三菱ケミカル・クリンスイ株式会社と2021年から戦略的パートナーシップを結んでいます。このパートナーシップを通じて、私たちは使い捨てプラスチックの削減を促進し、サステナブルなライフスタイルの実現を目指しています。

お互いの共通理念のもと、「マイボトルで水を飲む」という習慣を後押しするために、日本の水道水の安全性についてもっと知ってもらおう!という想いから、今回のブログを発信することになりました。

 
 

日本の水道水って飲んでいいの?

日本の水質基準はかなり厳しい!

日本の水道水は、国が定める厳しい水質基準をクリアした、安全な水です。

例えば、日本の水道水は水道法に基づき、51項目もの厳しい水質基準をクリアしています。一方で、ミネラルウォーターの水質基準は18項目。実は、水道水の方がはるかに厳しい基準を満たしているのです。

このように、日本の水道水は世界的に見てもトップクラスの安全性を誇ります。

徹底した管理のもと、家庭に届く水道水は、誰もが安心して飲める良質な水なのです。

水道水の「源」はどこ?

水道水の源は、実は自然の河川や山々にあります。意外かもしれませんが、ミネラルウォーターと同じ水源が使われていることも多く、水道水にはミネラルも含まれています!含まれる成分や量は地域によって異なります。あなたの住んでいる地域のお水についてもぜひ調べてみてください!

さらに、水道水は「自然の水の循環」と密接に関わっています。使用後の水は下水道を通り、水再生センターで微生物が汚れを分解。そして浄化された水は、川や海へと戻され、再び自然の一部となります。

mymizuの給水スポットの中には、湧水が飲める場所も!
自然の恵みを感じながら給水できるのも楽しいですよね!

 
 

富山県黒部市「神田の清水」

新潟県長岡市「杜々の森湧水」

 
 

「PFAS」の影響は大丈夫?

 PFAS(有機フッ素化合物)は、水道水に含まれていることがあり、近年その健康への影響が懸念されています。耐熱性や撥水性に優れる特性から、食品包装や工業製品に広く利用されてきた一方で、分解されにくく環境中に蓄積しやすいため、発がん性や免疫系への影響が指摘されています。

こうした背景から国内では厳しい基準のもと、自治体が定期的に水道水の検査を実施しています。NHKが公開した「水道水のPFAS検出状況マップ」では、地域ごとの最新情報や過去最大値を確認することができます。


 
 

ちょっとした工夫で、もっとおいしく安全に!

「水道水には塩素やカルキ臭がある…」と敬遠しがちな方も多いかもしれませんが、実は少しの工夫で安全に、そしておいしく飲むことができます。

お店が提供できる水の種類に「浄水」と「お湯」があります!

水道水を煮沸する

水道水を一度沸騰させ、10〜15分ほど煮立たせることで「トリハロメタン」という有害物質を除去することができます。また、塩素やカルキ臭も和らげる効果があります。

無料でお水を提供してくれるmymizuの給水パートナーの中には、お湯を提供してくれるお店が860ヶ所以上あります!ぜひ外出先でもお湯を給水してみてください!

浄水器を活用する

手軽に塩素や不純物を除去したい場合は、浄水器を取り付けるのも一つの手です。最近では、持ち運びができるポータブル浄水器や、シンクに簡単に取り付けられるタイプなど、さまざまな種類が登場しています。

 

 

プラスチック削減に貢献!

mymizuアプリに給水を記録して、自分のアクションを可視化しよう!

水道水を飲むことでペットボトルの削減につながり、mymizuのビジョン「給水で、サステナブルがあたりまえな世界に」の実現に近づきます。さらに、プラスチック摂取のリスクも減らせます。実際、ペットボトルに入った水からは水道水よりも多くのマイクロプラスチックが検出されており、人体がプラスチックに曝露されるリスクが指摘されています(参考:高田教授/農工大の講義)。

マイボトルを持ち歩く人が1人でも増えれば、年間のペットボトル消費量は確実に減少します。そして、ペットボトルから水道水の浄水に切り替えるだけで、90%以上のCO₂削減が可能です!

 
 

水の未来、私たちにできること

気候危機が進む中で「水源の枯渇」が懸念されています。私たちが日々使っている水も無限の資源ではありません。水の未来を守るために、今日からできるアクションをいくつか紹介します!

節水する

  • 洗濯や食器洗いの回数を減らす

  • シャワーの使用時間を短縮し、水を無駄に流しっぱなしにしない

  • お風呂の残り湯を洗濯に使う

水を汚さない

  • 食器等の油汚れを拭き取ってから洗う

  • 排水溝用のゴミかご等を使用し、調理くずを流さない

  • 洗剤やシャンプーの使用量を控えめにする

自然界の水を守る

  • 河川や水路、そして街中にもゴミを捨てない

  • ビーチクリーンなどの清掃ボランティアに参加する

 
 

一人ひとりの小さな行動が集まって、持続可能な未来は実現されます!まずはマイボトルを持ち歩き、水道水を飲むことから始めてみませんか?
日本の水道水は、安全で環境にもやさしい選択肢です。あなたの周りに、水道水を飲むことに不安を感じている方がいたら、ぜひこのブログをシェアしてみてください!疑問に思ったことについて一緒に調べたり、学び続けることも大切ですよね。
mymizuはこれからもクリンスイとのパートナーシップを通じて、給水があたりまえの社会に向けて活動を続けます。皆さんも、持続可能な未来のために共に歩んでいきましょう!

Cleansuiのオリジナル記事はこちら

 
 
Mare Kasuga