Campus Changemakers Summit 2024 振り返り

Climate Freskのカードを持って

Campus Changemakers Summit 2024が無事に終了しました!昨年に引き続き、今年も全国から高校生・大学生、社会人が集まり、私たちと共にプラスチックごみ問題に真剣に向き合いました。ご協力いただいた皆様、そして参加してくれた皆様、ありがとうございました✨

*昨年のイベントの様子はこちら


このブログでは、mymizuを代表して参加したMareが当日の様子を振り返り、感じたことをシェアします☺️ぜひ最後までお楽しみください!


皆さん、こんにちは!Mareです。10月12日(土)、秋風が心地よい東大駒場キャンパスにやってきました。会場には20名弱の学生、社会人の参加者が集まり、東大GX学生ネットワーク兼mymizuボランティアメンバーのMahiの進行のもと、リラックスした雰囲気でセッションが始まりました🌞

午前中は今回のテーマである「プラごみ問題」に関する講義を聞きました。

まず最初に、本イベントを共催しているUTokyo GXSNメンバーのKeinaさんとIkutoさんが、キャンパス内に給水器を設置するまでの歩みと、設置後に収集した給水量データの共有など、具体的な体験談を共有してくれました。「まだデータが少ないため確証はできないが、給水器設置後に構内生協のペットボトルの売上が減少したことから、ペットボトルからマイボトルを選択する人が増えていると言えるかもしれない。」という報告もありました👏

同じくGXSNメンバーのAyakaさんは、サーバー式自販機開発プロジェクトを紹介。多くの学生がペットボトル飲料を購入する「駅」に着目し、好きなドリンクを好きな量だけマイボトルやリユーザブルカップに入れられる自販機のプロトタイプを製作中!仲間を大募集とのことでしたので、ものづくりに興味のある方はぜひ連絡してみてください🤖

次に、mymizuを代表して私、Mareがトークをしました!一番伝えたかったのは「環境活動には仲間が必要」ということでした!自分自身の環境活動ストーリー(エコ不安症になって燃え尽きたこともあった)と、mymizuが仲間と一緒にプラごみを減らす活動ができるプラットフォームであること、私たちが大切にしている「共創」の精神についてお話ししました。登壇して特に印象的だったのは、私の個人的なストーリーに何人かが共感して頷いたり、笑ったりという反応をしてくれた時でした🥺✨ポジティブな発信を心がけている「mymizuらしさ」が伝わったのでは?と思い、とても嬉しい気持ちになりました!トーク後には学生さんがmymizu challengeをやりたいと言ってくれたり、「自分にもどんなアクションができるか考えます!」とやる気に満ちた感想を伝えてくれました!

続いては、東京農工大学の高田教授による講義。プラスチック汚染が生態系全体に広がり、人間もそれに曝露されているという実態を学びました。「今は複数の化学物質に低濃度で晒されている時代であるため、影響が出ていても、どの物質が原因かを突き止めるのが難しい。だからといって軽視してはいけない。予防的にプラの総量規制する必要がある!」という重要な意見を聞くことができました。

登壇者の皆さんと

最後は、東京大学の中谷教授によるライフサイクルアセスメント(製品やサービスの原料の調達から、廃棄またはリサイクルされるまでの総合的な環境負荷を定量化する評価手法)についての講義でした。プラごみ問題について意見を発信すると必ず現れる反対意見に対して、実態に基づいた議論をするための考え方を学びました。「どの環境問題への影響について話しているのかを明確にする。根拠となる数字をもとに考える。ライフサイクル全体で考える。」この3つがより良い議論をするための大切なポイントでした!

プラごみ問題について多角的なアプローチから考え、学ぶことができる非常に有益な時間でした🌎




午後のセッションでは、「Climate Fresk」というワークショップを通じて、気候変動の因果関係を学びました。

42枚の科学的な裏付けのあるカードを使い、グループで気候変動のメカニズムを理解していきます。最後には、脱炭素社会に向けた行動を模索する時間も設けられました。

今回は、英語と日本語のテーブルがあり、GXSNメンバーのファシリテーター、Mahi、Jess、Keina、Daiki、Nanako、Ikutoがそれぞれ進行を担当。私も初参加ということで、日本語のテーブルに参加しました。

カードが並んだら絵や文字を足していく

42枚のカードが順番に配られ、「化石燃料の利用」や「CO2の排出」といったよく知られたものから、「放射強制力」「エネルギー収支」といった少し難しい内容まで、みんなで協力して並べていきました。カードを通じて理解を深め、意見を交わす有意義な時間でした。

自分では理解しているつもりだったけれど、実は誤解していたことも多くありました。例えば、海氷の融解が海面上昇の原因ではなく、氷床、氷河の融解と海水温の上昇が主な原因であるという事実には驚きました。多くの学びと発見が詰まったワークショップでした。

ワークショップの最後には、今日からできるアクションについて、参加者全員で考える時間がありました。個人で取り組めることや、学生としてできることなど、さまざまなアイデアが飛び交い、会場全体に希望が広がる瞬間でした。

学生たちが持つエネルギーや情熱、そして新たなアイデアは、キャンパス内の活動のみならず、mymizuの活動にとっても心強いものです!今回のサミットを通じて得た気づきや学びが、参加者の日常生活に根付き、持続可能な未来を作るための原動力になることを願っています✨

私自身も新しい発見がたくさんあり、とても勉強になりました。頼もしい学生たちがmymizuコミュニティの一員になってくれて嬉しいです☺️来年もさらに多くの学生がこの場に集まり、新たなムーブメントが生まれることを楽しみにしています🌈

UTokyo GXSNの皆さん、登壇者・参加者の皆さん、本当にありがとうございました!これからも共創の力でサステナブルがあたりまえの社会を作っていきましょう🌏



Mare Kasuga