第2回mymizuハッカソン: 同じ思いを持つ仲間で進化させるmymizu Webアプリ

 

3月11日にCode Chrysallisと一緒に第2回となる「mymizuハッカソン」を開催しました。このブログでは当日の振り返り、そしてハッカソンで開発された新機能を一部ご紹介します!ハッカソンとは!?

 
 


一般にハッカソンとは、ハック(hack)とマラソン(marathon)を組み合わせた造語とされ、主にIT業界で行われているイベントです。プログラマーやエンジニアなど、ソフトウェア開発の経験を持つ人が集まり、 短期間で集中的にソフトウェアの開発や改善作業を行います。

今回のmymizuのハッカソンの目的は、より多くの人たちに使い捨ての代わりに給水を選んでもらえるよう、『mymizu Webアプリの改善と新機能開発』でした。参加者の中には仙台や大阪から来てくれた方、高校生、そして前日にイベントを知り駆けつけてくれた方がいました。プログラミング経験や年齢、出身も様々な16名が参加してくれました。

mymizu Webアプリが昨年始動 
好みのデバイスで給水マップ利用可能に 

mymizuは去年9月、PCやタブレットなどからもウェブブラウザを使って給水マップへアクセスできる、Webアプリをローンチしました。mymizuアプリをスマートフォンにダウンロードすることなく利用でき、利用者好みのデバイスで給水マップにアクセスすることが可能になりました。

またこのWebアプリは、ウェブ開発の技術を持つ誰もが新機能の追加や改善にいつでも取り組むことができるオープンソースモデル。給水パートナーの皆さんやWebアプリの利用者にとって使いやすいものとなるよう、ボランティアの皆さんの力によって少しずつ新機能の追加や改善がされてきました。例えば、マップ上の給水パートナーの詳細URLが作成できるようになり、お店の位置やmymizuに参加していることについて共有しやすくなりました。

ハッカソン mymizu Webアプリ共創の場 

Webアプリはスタートしたばかり。1人でも多くの人が「給水」というアクションをとり、給水パートナーに参加してもらえるよう、追加したい機能や改善すべき点はたくさんあります。テクノロジーを活用し社会課題を解決したいという思いを持った人々と一緒に試行錯誤しながら、いろんなアイデアを出し合って、Webアプリ、そしてコミュニティを共創していきたい。そんな思いからイベントを開催しました。

たった1日で7つの機能を開発、改善! 

今回は7つのチームに分かれて、追加したい機能の開発や課題の改善に取り組みました。そして、1日の終わりに、チームごとの課題や成果のプレゼンを行いました。初対面の方がほとんどでしたが、あっという間に打ち解け、mymizu Webアプリのために熱く議論し、真剣に作業していました。

今回は、そのうちの4つのプロジェクトを紹介します!

※ご紹介する新機能は、いち早くWebアプリに反映すべくボランティアによって引き続き作業中です。アップデートをお楽しみに!

 ①給水スポット検索時の絞り込み機能の追加!

このチームが取り組んでくれたのは、以前より要望の多かったフィルター機能の開発。この機能により、冷水、温水、浄水、水道水といった水の種類、また給水方法はセルフサービスかスタッフの方に給水してもらうのかなどを選択して給水スポットを絞り込むことができるようになります。

②給水スポットを探すことがより簡単に!

現在mymizu Webアプリでは、利用者の現在地に自動的に合わせることができません。そのため自身で近くの給水スポットを探すには地図を手動で動かしたり、地名で検索したりしなければらないという課題がありました。そんな課題に取り組んでくれたのは、「チームGeolocators」!地図を開くと、利用者の現在地に地図が自動的に移動するようになり、必要に応じて現在地に戻る仕組みも追加されます。

③給水スポットの読み込み時間をより早く!

これまで、ページ上の全ての給水スポットの読み込みに時間がかかったり、全てのスポットが表示されなかったりするという課題がありました。そこで、給水スポットが表示されるまでの時間の大幅な削減に加え、現在地に最も近い給水スポットから表示される機能を開発。そうすることで、利用者が必要とする重要な情報をより早く提供できるようになります!

④mymizu Webアプリの開発や改善に協力してくださった方々のお名前を掲載!

たくさんの方々の協力があって成り立っているWebアプリ。そこで、これまでにアプリの開発、改善に携わってくださった方々のお名前、GithubのアカウントなどがWebアプリ上に表示できるようになります。

 

同じ志を持った仲間と創り上げる共創プラットフォーム

あっという間の時間でしたが、参加者の皆さんからも嬉しいフィードバックをいただきました!

  • 『Webアプリを改善したい、より良いものにしたいという思いを1人1人の参加者から感じ、イベントの雰囲気がとてもよかった。参加者やmymizuのメンバーから刺激をもらった』

  • 『プログラミング初心者でも気軽に参加することができた』

  • 『チームで課題に取り組むのが楽しくて、あっという間に時間が過ぎてしまった。新しい出会いがたくさんあった。』

  • 『リラックスして自分のペースで取り組むことができた。個人で作業したので、作業の合間や最後のプレゼンで他のチームの課題や成果を聞くのはとても楽しかった』

など様々な声が寄せられました。mymizuにとって有意義な時間だったことはもちろんですが、参加者にとっても、同じ興味関心を持つ仲間と出会ったり、新しいスキルを学んだりする機会となり、『また参加したい』と言っていただけるイベントとなりました。

 
 

mymizuは「給水」をきっかけに同じ思いを持つ人を繋ぎ、「テクノロジー×共創」の力で社会課題を解決していきます。

よりよいWebアプリを共創したいという方、給水が当たり前の世の中にしたいという思いを持っている方...第3回mymizuハッカソンも開催したいと考えているので、ご参加をお待ちしています!

mymizu Webアプリの開発に携わってみたい方や使ってみたい方はこちらから。

まだWebアプリを使ったことがない方はぜひこちらからお試しください!

第2回ハッカソンにご参加くださった皆さん、ありがとうございました!!
次回のご参加もお待ちしています☺️


【ライター紹介】

HINAKO

海外旅行と編み物が好きな大学4年生。大学では、環境問題に対して「文学」の視点からアプローチする「エコクリティシズム」について学んでいます。
環境問題に関心を持ったのは「子どもの頃より、夏の気温が高くなっている」と感じたことがきっかけです。まずは、自分にできることから始めようと、マイボトルとマイバッグを持参することから行動を起こしました。mymizuが日々、様々な企業や団体とコラボし行っている、魅力あふれるイベントやプロジェクトを発信していきます。

 
Eri Murazumi