HOUSE YUIGAHAMA:自分を大切にすることが、人や自然を思いやる力へ
mymizu Blog Series「給水からはじまるストーリー」
当シリーズではmymizuの給水パートナーの方々をご紹介しています。どんなお店や人が、何をきっかけに、どんな想いを持って給水パートナーになってサステナビリティに取り組んでいるのでしょうか。新たな発見を見つけに行きましょう!
鎌倉市に店を構えるHOUSE YUIGAHAMAは、地元の人々が繋がり、共創・共感が生まれる場所であり、身体や環境に良いことを発信する場所です。
このお店ではカフェを中心としながら、「挑戦できる場」を提供しています。趣味でアクセサリーを制作している方が販売を始めたり、得意分野を活かしたワークショップや料理教室が開催されるなど、様々な企画が行われ、交流が生まれています。
地元の方々だけでなく、鎌倉と繋がりを得たいと考えている人が、HOUSE YUIGAHAMAでの出店を通して地元の方々との関係を築き、その後、実店舗として開業に至ったこともあるそうです。
HOUSE YUIGAHAMAがmymizuの給水パートナーになったきっかけは、お店を訪れたお客さんからの紹介でした。
鎌倉は、国内外から人が集まる人気の観光地。
以前から給水のサービスを行っていたものの、日本ではマイボトルに給水する習慣が定着しておらず、より多くの人にお店のこと、そして給水サービスのことを知ってもらう方法はないかと考えていたそうです。
そんな時に、店を訪れた方からmymizuを知り、登録してくださりました!
長距離サイクリングの途中で給水に立ち寄る人が増えているそうです。
また、お店の外にまで、人との繋がりが広がっています。
「外出先で入った飲食店やカフェの方が登録店になっていると、それを機に環境を意識されている方との交流が始まったり、会話が弾んだりします。mymizuの給水パートナーになることが、様々な方々との新しいコミュニケーションのきっかけになっています。」
欲しかったアプリが見つかって、嬉しかった
そう話すのは、HOUSE YUIGAHAMAのKimyさん。
アロマセラピストや腸内フローラアドバイザーとしても活躍されています。
Kimyさんがアロマセラピーを始めたきっかけは、東日本大震災。
被災者の心のケアとしてアロマが活用されていると知り、セラピストとしての道に関心を持ったそうです。
「もともと『自分のため』にアロマオイルを使っていたのですが、『人のため』に活用してみたいという想いが強くなりました」
その後、熊本での震災ボランティアにも参加され、アロマオイルとマッサージが、人々の心を開く様子を目の当たりに。アロマオイルが持つ力の可能性を感じたKimyさんは、当時勤めていたアパレルを辞め、次のステージへ進むことを決めました。
まずは、一か月の有給を利用してコスタリカへ。
でも、どうしてこの国へ行くことにしたのでしょう?
「当時、コスタリカは世界一幸福度が高い国と言われていました。ウェルビーイングの考えも広まっていて、関心を持っていたんです。」
現地の宿泊施設でボランティア活動をしながら、Kimyさんはアロマオイルのマッサージの実力を試し、磨いてきました。そんなコスタリカの街中には、オーガニックショップが多かったそう。偶然入ったお店で、身体に良いとされるコンブチャと出会いました。
その美味しさに魅せられ、これまで50種類ものコンブチャレシピを考案。
アロマとコンブチャで、心と身体の健康を探求されています。
新型コロナウイルスの拡散により免疫力に注目が集まる中、「腸内環境が整う事が免疫力UPにつながる!」とKimyさん自身が実感。最近、腸のためのエッセンシャルオイルの販売も始められました。
日本ではエッセンシャルオイルを日常的に使う習慣がありませんが、心のケアのため、より多くの人に使ってほしいとKimyさんは考えます。
自分の身体を思いやることが、自然環境を考えることに繋がる
アロマやコンブチャ、エッセンシャルオイルなど様々な活動の中で、Kimyさんにとっての共通点は “自分を大切にすること”。丁寧な生活を心掛けることによって自分を大切にし、豊かな恵みを与えてくれる植物に感謝する。すると、海のこと、環境のことも意識するようになる。
この考えは、サステナビリティ(持続可能性)にも通じるところがあるとKimyさんは考えています。
「持続可能って、まずは目の前のことであって、自分のことなんです。自分を愛して心の余裕を持つと、色んなものに気づくことができます。」
Kimyさんは、1人1人が身近にできることを始めてみる、その最初の一歩が大切だと話します。
それは、決して大きなアクションである必要はないのです。
例えば、自分の身体の調子を整える方法を知り、地球の恵みをおいしくいただき、自然を身体に取り入れる。こうして穏やかに過ごす時間を少しでも取り入れることで、小さな変化のきっかけが生まれるかもしれません。
忙しい日々に追われ、私たちは自分と向き合うことを忘れてしまいがちです。
けれど、そんな今だからこそ、Kimyさんはアロマオイルやコンブチャ、腸の育成講座を通じて自分を愛する大切さを広めようと活動されています。
これからも地域のために。身体に優しく。
HOUSE YUIGAHAMAでは、新たに挑戦したいことがあると言います。
それは、『リトルフリーライブラリー』。
この活動では、お店の外に専用の箱を用意し、地域の人々は読まなくなった本を置いていくことができます。そして、欲しいと思った人が自由にその箱からもらうことができるのです。
お家時間が増える中で、デジタルではないリアルな繋がりを少しでも感じることができる機会になることを目指しているそうです。
これは、本が捨てられることのないサステナブルな仕組みであり、地域のコミュニケーションを生み出す取り組みになりそうです!
そして、Kimyさんにも挑戦したいことがあるとのこと。
これまでKimyさんは、香りや食事(飲み物)、腸内環境の育成(オイルマッサージ等も含む)から心身の健康にアプローチされてきました。その続きを担うのは…音楽の力!
音楽療法を学び、そのヒーリングの効果によって腸を整えることに注目しているそうです。
「腸に良いことは、何でもやってみたい」
そう語るKimyさんの姿は、とても生き生きとしていました。
<編集後記>
Kimyさんのお話を伺い、たくさんの素敵な言葉に出会うことができました。
日々の生活の中でさまざまなことを考え、実践し続けているKimyさんだからこそ、惹きつけられるような言葉が生まれているのだと思います。
「環境問題に取り組む」と聞くと、壮大なことに思えてくるかもしれません。
けれど、そのはじめの一歩が「自分を大切にすること」であると捉え直すと、自然と行動を起こしやすく感じられました。
飲み水を無料で提供できるのであれば、
どのお店や施設でもmymizu給水パートナーに
登録できます!
一緒にペットボトル削減に取り組みませんか?
登録は3分以内でできます!
【ライター紹介:NATSUKI】
社会課題を解決することについて何でも興味が湧いてしまう大学3年生。お気に入りの時間は、近所の河川敷で一人でぼーっとしているとき。そんな環境で育ったため、都会で一人暮らしを始めてから、身近に自然に触れることができるありがたさに気付きました。「給水からはじまるストーリー」を通じて、給水パートナーの想いを広めて、人にも地球にもやさしい輪が広がることを願っています。